2011年 01月 08日
鳥見初めは撮影初め |
今年初めての撮影行が、同時に今年初めての鳥見行である。
毎月、鳥見のためのパンフというかチラシをつくってて、数年前からその表紙に鳥の画像を載せている。 はじめのうちは手持ちの画像を、在庫が少なくなってからは鳥見仲間に提供して貰ってたけれど、それもさすがに底をついてきたので、新たな画像を溜め込むための撮影兼鳥見行なのだ。
目当てはカラ類とツグミ類。 どちらも400~500ミリクラスの望遠で撮れそうだから。 場所は、鳥が人慣れしていることと、効率的に鳥を探せそうなことから万博公園に決定。 一人より二人、二人よりも三人、と、探す目が多いほど鳥を見つけやすい、でも、だからといって大人数でゾロゾロと歩いていると鳥が警戒してしまう。 気心知れた仲間、せいぜい三~四人が撮影には好適じゃないだろか。 ということで、今回は二人で出発。
太陽の塔から梅林を回り込んだところでカワラヒワをゲット。 撮影してふと気づくと、数人の鳥見人が見える。 あ、しまった、忘れていたが今日は定例探鳥会だった。 知ってる人がいる筈、出会ったらバツが悪いのでそそくさと逃げる。 大屋根付近で路上をウロチョロするセキレイ3種を撮影。 帰宅してからモニターで画像を確認してみたら、ジャスピンなのはセグロセキレイのみ。 腕前にはガックリコンだが、想定外の獲物に満足する。
日本庭園に入って左手の遊歩道脇でシロハラをゲット。 警戒心がわりと強い鳥なんだけど、コイツは逃げない。 しゃがんでソッと近づく、距離は15メートルぐらいだろうか。 近づく限界と思われたのであとはひたすらシャッターを押す。 鳥を撮る時、自分がカメラマンとして振る舞うか、それとも鳥見人として行動するか、いつも心が揺れ動く。 出来るだけ鳥に負担を掛けないように、近づいて撮りたいという気持ちを抑えるように・・難しい。
シロハラ君に別れを告げた直後、ジョウビタキ♂に遭遇。 尾っぽの先をプルルルとふるわせる独特の仕草で、芝生に転がる実をついばんでいる。 こちらがじっとしているのですぐそばまで来てくれた、可愛いヤツ。 一緒にいたシジュウカラは芝生の向こう側のエサを啄んでいるようだが、距離が遠い上に木々の中、結局全然撮れなかった。
気づくとお昼時である。 あったかい休憩所でカキアゲそば+紫蘇ゴハン、満足。 日頃の無沙汰を取り返すようにしゃべっていると、探鳥会の面々が。 これはいかん、慌てて逃げ、撮影を再開する。 ツバキの蜜を吸うメジロ、しかしピンボケ。 頭上遙か梢にカワラヒワとマヒワ、やはりピンボケ。 ハス池の周囲はさっぱり鳥影薄く、カラスとヒヨドリだけが姦しい。
ツバキの林を抜けたところで友人が再びシロハラを発見。 低木の下、苔の上をトコトコ歩き、しばし立ち止まり、また歩く。 気持ち良い光線状態にわんさかシャッターを切る、手応えあり。 竹林をのんびり歩く、青空と竹の緑とナンテンの朱が素晴らしい。 超広角を持ってくれば良かったと、いささか後悔。 いやいやいや、今日は鳥が目的、とアタマをブンブン振る。
今日の目的である4月までの表紙画像は一応撮れたので、あとはのんびりと楽しもうと、日本庭園から自然文化園へ移動。 通りがかった遊歩道にツグミがポツンといる。 約10メートルまで近寄るが逃げない、のんびり屋さんカモ。 後で考えてみたら、近距離でのツグミの画像が少ない。 いつでも撮れると思ったようだ、いかんいかん。 いつでも出来るはいつまでも出来ないと同義語やった。
せせらぎ広場でマガモとカルガモ、頭上にスズメの大群を見てから、水鳥の池を廻り西大路へ出ようとしたところでマヒワの群れに出会う。 昔はごく普通にいて、時に数千羽の大群も見られたというマヒワだが、今はなかなか出会えず、ホントに少なくなってしまった。 夕暮れ近く、しかも木陰という暗さではなかなかピントが合わず、友人はマニュアルフォーカスで狙っている。
向こうの樹にはコゲラもいる、と、見上げた途端、タカが飛んでいった。 翼下面とお腹が白く、左右に蛇行しながらもスピードが速い。 大きさからオオタカだと思われる、ここで繁殖した個体だろうか。 一瞬のこととて、レンズを向けるヒマもなかったけれど、見られただけで嬉しくなる、ぐふふふふ。 閉園間近のアナウンスが流れる中、梅林まで戻ってきたところでエナガの群れ。 すぐ近くまで来てくれるのは嬉しいが、チョコマカと動くので撮りにくい。 群れが少し離れたあたりへ去ってから、ようやく数枚撮れた。
今年最初の撮影行&鳥見行は思った以上の成果だった。 万博公園駅構内の自販機前でパンをほおばりジュースで乾杯。 今日の画像の中からアビィの「でかフォト・3」に出す分があるかどうか、楽しみ半分不安半分になりながら、1時間以上もしゃべちゃったよ。
追記
空を見上げるシロハラ君の画像をギャラリーアビィの「でかフォト・3」に出展。 オリジナル画像は少し露出アンダーだったけれど、オーナーの吹雪さんが明るいイメージに仕上げてくれた。
出現鳥種
カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オオタカ、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、マヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(合計27種)
毎月、鳥見のためのパンフというかチラシをつくってて、数年前からその表紙に鳥の画像を載せている。 はじめのうちは手持ちの画像を、在庫が少なくなってからは鳥見仲間に提供して貰ってたけれど、それもさすがに底をついてきたので、新たな画像を溜め込むための撮影兼鳥見行なのだ。
目当てはカラ類とツグミ類。 どちらも400~500ミリクラスの望遠で撮れそうだから。 場所は、鳥が人慣れしていることと、効率的に鳥を探せそうなことから万博公園に決定。 一人より二人、二人よりも三人、と、探す目が多いほど鳥を見つけやすい、でも、だからといって大人数でゾロゾロと歩いていると鳥が警戒してしまう。 気心知れた仲間、せいぜい三~四人が撮影には好適じゃないだろか。 ということで、今回は二人で出発。
太陽の塔から梅林を回り込んだところでカワラヒワをゲット。 撮影してふと気づくと、数人の鳥見人が見える。 あ、しまった、忘れていたが今日は定例探鳥会だった。 知ってる人がいる筈、出会ったらバツが悪いのでそそくさと逃げる。 大屋根付近で路上をウロチョロするセキレイ3種を撮影。 帰宅してからモニターで画像を確認してみたら、ジャスピンなのはセグロセキレイのみ。 腕前にはガックリコンだが、想定外の獲物に満足する。
日本庭園に入って左手の遊歩道脇でシロハラをゲット。 警戒心がわりと強い鳥なんだけど、コイツは逃げない。 しゃがんでソッと近づく、距離は15メートルぐらいだろうか。 近づく限界と思われたのであとはひたすらシャッターを押す。 鳥を撮る時、自分がカメラマンとして振る舞うか、それとも鳥見人として行動するか、いつも心が揺れ動く。 出来るだけ鳥に負担を掛けないように、近づいて撮りたいという気持ちを抑えるように・・難しい。
シロハラ君に別れを告げた直後、ジョウビタキ♂に遭遇。 尾っぽの先をプルルルとふるわせる独特の仕草で、芝生に転がる実をついばんでいる。 こちらがじっとしているのですぐそばまで来てくれた、可愛いヤツ。 一緒にいたシジュウカラは芝生の向こう側のエサを啄んでいるようだが、距離が遠い上に木々の中、結局全然撮れなかった。
気づくとお昼時である。 あったかい休憩所でカキアゲそば+紫蘇ゴハン、満足。 日頃の無沙汰を取り返すようにしゃべっていると、探鳥会の面々が。 これはいかん、慌てて逃げ、撮影を再開する。 ツバキの蜜を吸うメジロ、しかしピンボケ。 頭上遙か梢にカワラヒワとマヒワ、やはりピンボケ。 ハス池の周囲はさっぱり鳥影薄く、カラスとヒヨドリだけが姦しい。
ツバキの林を抜けたところで友人が再びシロハラを発見。 低木の下、苔の上をトコトコ歩き、しばし立ち止まり、また歩く。 気持ち良い光線状態にわんさかシャッターを切る、手応えあり。 竹林をのんびり歩く、青空と竹の緑とナンテンの朱が素晴らしい。 超広角を持ってくれば良かったと、いささか後悔。 いやいやいや、今日は鳥が目的、とアタマをブンブン振る。
今日の目的である4月までの表紙画像は一応撮れたので、あとはのんびりと楽しもうと、日本庭園から自然文化園へ移動。 通りがかった遊歩道にツグミがポツンといる。 約10メートルまで近寄るが逃げない、のんびり屋さんカモ。 後で考えてみたら、近距離でのツグミの画像が少ない。 いつでも撮れると思ったようだ、いかんいかん。 いつでも出来るはいつまでも出来ないと同義語やった。
せせらぎ広場でマガモとカルガモ、頭上にスズメの大群を見てから、水鳥の池を廻り西大路へ出ようとしたところでマヒワの群れに出会う。 昔はごく普通にいて、時に数千羽の大群も見られたというマヒワだが、今はなかなか出会えず、ホントに少なくなってしまった。 夕暮れ近く、しかも木陰という暗さではなかなかピントが合わず、友人はマニュアルフォーカスで狙っている。
向こうの樹にはコゲラもいる、と、見上げた途端、タカが飛んでいった。 翼下面とお腹が白く、左右に蛇行しながらもスピードが速い。 大きさからオオタカだと思われる、ここで繁殖した個体だろうか。 一瞬のこととて、レンズを向けるヒマもなかったけれど、見られただけで嬉しくなる、ぐふふふふ。 閉園間近のアナウンスが流れる中、梅林まで戻ってきたところでエナガの群れ。 すぐ近くまで来てくれるのは嬉しいが、チョコマカと動くので撮りにくい。 群れが少し離れたあたりへ去ってから、ようやく数枚撮れた。
今年最初の撮影行&鳥見行は思った以上の成果だった。 万博公園駅構内の自販機前でパンをほおばりジュースで乾杯。 今日の画像の中からアビィの「でかフォト・3」に出す分があるかどうか、楽しみ半分不安半分になりながら、1時間以上もしゃべちゃったよ。
追記
空を見上げるシロハラ君の画像をギャラリーアビィの「でかフォト・3」に出展。 オリジナル画像は少し露出アンダーだったけれど、オーナーの吹雪さんが明るいイメージに仕上げてくれた。
出現鳥種
カイツブリ、カワウ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オオタカ、キジバト、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、マヒワ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(合計27種)
by dondendanuki
| 2011-01-08 20:00
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